子供の低身長治療を専門に行っている医師団体である日本小児内分泌学会が、ロート製薬のセノビックを問題視していた衝撃の事実があることを知っていますか?

 

今よりも薬機法(旧薬事法)を日本で浸透していなかった当時の話ですが、再三にわたる注意や警告を行っていた過去があるんです。

 

ロート製薬のセノビックの何が問題だったのか?日本小児内分泌学会がセノビックを問題視した理由や原因について解説します。

日本小児内分泌学会セノビックを問題視した理由は?

ロート製薬のセノビックに対して日本小児内分泌学会が問題視したのは、2011年12月の話なので、かなり昔のことになります。

 

当時は薬事法(現、薬機法)や景品表示法もあまり一般的なことではなく、法規制はあったものの、遵守しない企業も多かった時代。

 

その際にロート製薬のセノビックが行った広告が問題になり、日本小児内分泌学会が警告や注意を何度も行っていたんです。

 

一番の問題になったのがセノビックのネット広告に使われた、「1年で15センチ伸びました」という表現。

 

健康食品であるセノビックは、

医療効果があるような表現を使うことはできませんし、ロート製薬という医薬品を作っているようなメーカーがその表現を使うことで、消費者に大きな誤解を与える可能性があったから。

 

市販の身長サプリメントや背が伸びるサプリメントなどが一般的ではなかった2012年頃の日本で、セノビックは発売開始からわずか5年ほどで220万袋を売り上げるほど人気になっていたんです。

 

人気なった理由のひとつが、「1年で15センチ伸びました」という表現で消費者に誤解を与えていたのではないかという部分。

 

今と違ってネット炎上しない時代だったこともあり、両者の話し合いの結果、東京新聞の紙面のみの掲載になり、一部でネット炎上したものの今ほどの騒ぎにはならずに事態が収束していました。

日本小児内分泌学会がセノビックに求めた内容とは?

日本小児内分泌学会がセノビックの販売元であるロート製薬に求めた内容は、

 

  • セノビックの商品名の見直し
  • 「1年で15センチ伸びました」という広告表現の削除
  • 「セノビックを飲んだからといって背が伸びるわけではない」等のただし書きを広告に盛り込むこと

 

当時のロート製薬が応じたのは、「1年で15センチ伸びました」という広告表現の削除のみで、他の部分は無回答でした。

 

今こんな対応をしたら確実に炎上騒ぎになり、セノビックは市場から消えてしまうかもしれませんが、当時はこれで十分だったのでしょう。

 

日本小児内分泌学会も医薬品でロート製薬との関係性がないわけでもありませんし、お互いにメリットがないから、東京新聞に掲載される際に必要最小限の情報に留めることを求めていたようです。

 

セノビックの商品名は変わっていませんが、

「セノビックを飲んだからといって背が伸びるわけではない」という部分は、公式サイトのわかりにくい場所に書かれていますので、そこも改善されたのでしょう。

日本小児内分泌学会は身長サプリメントに対する公式見解を実施!

セノビックの問題が報道されたのが2012年の話で、その後に身長サプリメント
や背が伸びるサプリメント市場が拡大したことで、2013年3月29日に日本小児内分泌学会が理事会名で公式見解を発表しています。

 

その内容は「「身長を伸ばす効果がある」と宣伝されているサプリメント等に関する学会の見解」というもので、詳しくはこの記事でも紹介していますので、参考にしてください。

 

 

身長サプリメントや背が伸びるサプリメントが人気になるほど、低身長治療の医療現場での問い合わせが相次いだので、この公式見解を行うことになったのでしょう。

 

医学的な効果が確認されている商品は、

病院での処方や薬剤師に処方して貰う必要が必要になりますので、薬局やドラッグストアでは簡単に購入することができません。

 

しかし本気で低身長治療を行えば、

成長ホルモン製剤で20万〜30万円ほどの費用負担が必要になりますので、費用が捻出できなければ多少効果が薄くても親御さんとしては、できることはしてあげたという気持ちになれるのもわかります。

 

企業側の様々な思惑、両親の考え、子供の悩みなどの折衷案的な状態として、セノビックなどの背が伸びるサプリメントが選ばれる状況になったのかもしれません。

日本消費者連盟もセノビックの広告を問題視していた

セノビックに対しては、日本小児内分泌学会だけでなく、日本消費者連盟の事務局長も問題視していることを認めています。

 

当時の会見で「景品表示法と薬事法違反、二重の観点から対応を検討したい」ということを述べ、行政への働きかけを行うことも明言していました。

 

他にも健康食品通販大手の幹部の発言として、ロート製薬は同様に医薬品と健康食品を混在するような広告展開を行っていたことも指摘しています。

 

2003年当時にロート製薬が販売していた「フレックスパワー」という商品ですが、医薬品と健康食品の両方が同じ名前で、同じ広告枠で商品掲載し消費者が困惑するような状態を作っていた過去があるとのこと。

 

現在は医薬品と健康食品を同じ紙面上で広告掲載できないように薬機法で制定されていますので、確実にできませんが法規制が十分ではない時代にはそのような広告手法も用いていたようなんです。

 

いずれにしてもセノビックやロート製薬の広告手法に問題があったということは、様々な情報ソースで確認できますので、購入に際しては健康食品であることをしっかり理解すべきでしょう。

日本小児内分泌学会がセノビックの効果を問題視していた記事まとめ

この記事では過去にロート製薬のセノビックに対して、日本小児内分泌学会と日本消費者連盟が指摘した内容について簡単に解説してきました。

 

もう少し詳しい内容を知りたい方は、「ロート製薬の「セノビック」問題、学会が広告改善要請、「背が伸びる」表現を削除」や「ロート製薬の「セノビック」問題、商品名は変更せず」を読んでください。

 

当記事を掲載する際に参考にさせていただいた情報が掲載されていますので、当時どのような問題が起こっていたのかがわかるでしょう。

 

身長サプリメントや背が伸びるサプリメントには薬効はありませんので、そこは間違えないでくださいね。

 

何度もお伝えしていますが、サプリメントは食事で補いきれない栄養補給のために飲むものですので、それ以外の視点で考えないことが基本。

 

身長サプリメントも子供の身長を伸ばすための栄養補給を行う視点で考えた商品選びを行うことが大切ですので、栄養成分表をしっかりチェックしてくださいね。

 

子供の成長を少しでもサポートしたいと考えるお母さんに人気なのが、身長サプリメントや成長応援飲料と呼ばれる商品。

 

実際にどんな特徴があるのか?

本当に子供の成長に役立つのはどれなのか?

 

専門家が身長サプリメントの情報をまとめた記事がありましたので、それを参考にチェックしてみると良いでしょう。

 

背が伸びるサプリ&身長サプリメントランキング10選@追クリ調べ

 

栄養面のサポート効果が期待できる商品を選ぶことが、身長サプリメントや背が伸びるサプリメントの基本的な選び方。

 

正しい知識を持って少しでも良い商品を探してあげることが、将来的な低身長のリスクを回避することに繋がりますよ。