成長期や思春期の子供の身長が伸びるのは、骨の軟骨部分である骨端線で細胞分裂が行われるから。

 

しかし成長期や思春期の終わりには骨端線が閉鎖してしまい、骨を伸ばすことができずに身長の伸びが止まってしまいます。

 

閉鎖した骨端線を復活させる方法があるのか、医学的な治療をすれば身長の伸びが再開するのかについて解説しますね。

閉鎖した骨端線の状態と復活させる方法は?

骨端線とは子供の骨の両端にある軟骨部分のことで、軟骨細胞が細胞分裂を繰り返すことで、少しずつ成長して伸びていきます。

 

骨が伸びること=身長を伸ばすこと。

だから骨端線の細胞分裂が成長期や思春期までの身長の伸びに非常に重要な影響を与え、軟骨細胞が徐々に骨化することで骨端線の幅が狭くなりいずれ閉鎖してしまいます。

 

骨端線の閉鎖とは軟骨部分がなくなり、完全に骨が骨化した状態のことですので、骨端線が閉鎖している状態では骨が伸びずに身長を伸ばすことができません。

 

成長期や思春期が終わると身長の伸びが止まる理由がまさにこの部分で、骨端線を閉鎖状態から復活させる方法があれば、身長の伸びを再開させることができます。

 

骨端線を復活させる方法があるのか?

これは医学的には無理なことだと言われており、現代医学でも将来的な事を考えても難しいと言われているのが現状。

 

骨端線を復活させることを別の表現で解説すると、完全に骨になった部分を軟骨細胞に戻すということ。

 

再生医療が発達した現在でも成長した細胞の時間を戻すことはできませんので、骨端線を復活させる方法は現時点ではないということができます。

 

骨端線が閉鎖する前にしっかり身長を伸ばすことが必要だと考えるべきだということです。

骨年齢の上昇が骨端線の閉鎖を引き起こす原因だった

なぜ骨端線の閉鎖が起こるのか?

それは大人になる過程で骨年齢が上昇し、身体が成熟するように骨も大人と同じ状態になるから。

 

もし骨年齢が上昇せずに骨端線が閉鎖しなければ、人間は生きているうちずっと身長が伸び続けることになりますので、それはそれで大問題ですよね。

 

ある程度の年齢になったら体の成長を止めることは、生存の可能性を高めることですので、残念ながら閉鎖した骨端線が復活できないように遺伝子に組み込まれています。

 

稀に巨人症のような病気の人がいますが、何かしらの病気や疾患をきっかけに骨端線が閉じないから、身長が伸び続けて健康に問題が起こり杖などが必要な状態になります。

 

骨端線の閉鎖=骨年齢の上昇。

それを引き起こすのが性ホルモンで、特に女性ホルモンのエストロゲンが分泌されることで、骨年齢の上昇が顕著に進みますので、女性の方が身長の伸びが止まるのが早い理由がここにあります。

 

男性の体内でも男性ホルモンを原料にエストロゲンが合成され、骨年齢の上昇と骨端線の閉鎖を引き起こしますので、大人になって身長を伸ばそうというのは医学的には無理な話。

 

一般的に男性は17歳頃まで、女性は16歳頃までに骨端線が閉鎖しますので、残念ながらそれ以降の年齢で身長を伸ばすのは難しいでしょう。

医学的な低身長治療も骨端線が閉鎖するまでしか効果がない

医学的な低身長の定義に当てはまる子供の場合は、成長ホルモン製剤を自己注射することで、骨端線が閉鎖するまでに身長が伸びる効率を高める目的で行われます。

 

思春期早発症のような場合は、急激な骨年齢の上昇(骨端線の閉鎖)が進まないようにすることを目的にした治療を実施します。

 

いずれの場合でも、医学的に身長を伸ばすことができるのは骨端線が閉じるまでの限られた期間。

 

骨端線を復活させる方法も閉じた骨端線を復活させる治療も行いません。

 

これが現在の医学的な低身長の子供への治療であり、骨端線の復活を目的とした治療法は確立されていませんので、無理というしかないでしょう。

 

これでもあなたはまだ骨端線が復活すると考えますか?

骨端線は復活しないことを前提にした身長対策を行いましょう。

残念ながら医学的には骨端線を復活させる方法がありませんので、閉じた骨端線を復活させるのではなく、骨端線が閉鎖するまでの効率を高めることが重要です。

 

家庭で意識すべきことは、成長ホルモンの分泌量を増やす、成長に必要な栄養素を補給し、性成熟のスピードを緩やかにすること。

 

この3点しかありません。

成長ホルモンの分泌量を増やすことは、毎日熟睡できる睡眠環境を整えること、1日3食しっかり食べること、運動習慣を身につけることが基本。

 

成長に必要な栄養補給は、1日3食できるだけ家庭で調理したものを栄養バランスを考えて食べること、身長サプリメント等でタンパク質を補うこと。

 

性成熟のスピードを緩やかにすることは、睡眠不足の状態を改善し睡眠時間を確保すること、ぽっちゃり体型や肥満体型から標準体型に変化させること。

 

などなど、基本的な生活習慣や食習慣を見直すことでしか、身長を伸ばす効率を高める方法はありません。

 

これらのことは低身長の治療現場でも冊子などが用意されており、医学的な治療に合わせて行うべきことだという生活指導の一貫として紹介されていますので、しっかり意識しておいてください。

医学的に骨端線を復活させる方法があるのかの記事まとめ

今回は閉鎖した骨端線を復活させる方法があるのかということについて、現状の医学的な視点から考えられる情報をまとめて解説しました。

 

閉鎖した骨端線は復活しない。

残念ながらこれが現在の医学の常識であり、医療の限界ですからできないことを目指すのではなく、できることに注目すべきでしょう。

 

将来的に骨端線を復活させることができれば、低身長で悩む人がいなくなりますが、大人の長身法がイリザロフ手術やISKD手術しかないのが現状です。

 

骨端線が閉鎖するまでの期間で、

伸ばすことができる効率を高め、骨端線の閉鎖までの期間を緩やかにして、子供が持つ身長が伸びるメカニズムをしっかり機能させることを目指してくださいね。

 

子供の成長を少しでもサポートしたいと考えるお母さんに人気なのが、身長サプリメントや成長応援飲料と呼ばれる商品。

 

実際にどんな特徴があるのか?

本当に子供の成長に役立つのはどれなのか?

 

専門家が身長サプリメントの情報をまとめた記事がありましたので、それを参考にチェックしてみると良いでしょう。

 

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栄養面のサポート効果が期待できる商品を選ぶことが、身長サプリメントや背が伸びるサプリメントの基本的な選び方。

 

正しい知識を持って少しでも良い商品を探してあげることが、将来的な低身長のリスクを回避することに繋がりますよ。